top of page

JETRO News

カリフォルニア州クナラカス副知事が訪日

総勢80名以上が訪日ミッション団に参加

April

ジェトロ・サンフランシスコ

所長

林 揚哲

1.政官財界総勢80名以上の大ミッション

カリフォルニア州クラナカス副知事を代表とするミッション団が3月に訪日しました。政府関係者、ビジネス関係者総勢80名以上の大ミッション団で、3月12日から18日まで日本に滞在しました。このミッション団派遣はもともと2022年に日本国政府とカリフォルニア州政府との間で締結された協力覚書に基づくビジネスミッションの派遣であり、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、派遣時期を2回延期し、今回のようやくその派遣が実現したものです。ミッション団にはクナラカス副知事を筆頭に、ディー・ディー・マイヤーズ知事上級顧問兼経済開発室局長、アル・ムラツチ州議会議員、カレン・ロス州農務長官、トクス・オミシャキン州運輸長官等の政官界の要職の方々に加え、民間からもエネルギー業界、航空運輸業界、観光業界、農業分野等の経営層から多数の参加がありました。

 

2.気候変動対策にかかる日加州間の協力強化が大きな目的

今回のミッションの大きな目的は水素や再生可能エネルギーの活用等気候変動対策にかかる日本とカリフォルニア州との協力関係のさらなる強化です。3月13日、14日の両日に、東京において日加州気候変動サミット、カリフォルニア州貿易・投資フォーラム等が開催され、日本とカリフォルニア州から有識者、関係者が大いに議論しました。また15日から17日まで東京ビッグサイトで開催された「World Smart Energy Week」では知事経済開発室(GO-Biz)とカリフォルニア州のクリーンエネルギー分野の6社が出展し、カリフォルニア州気候変動対策にかかる政策についてセッションを設け情報発信を行いました。同イベントとは別に、名古屋、大阪、神戸を訪問するプログラムも用意されており、非常に密度の高い訪問となりました。

 

3.日本政府関係者への訪問

クラナカス副知事およびディ・ディー・マイヤーズ上席顧問らは滞在中、林外務大臣、西村経済産業大臣、河野デジタル大臣や小池都知事、JETRO佐々木理事長を表敬訪問し、日加州間の協力について意見交換がなされました。

 

4.ミッションの成果

今回このミッション団は水素、再生可能エネルギーの活用等気候変動対策にかかる日加州間の協力強化についてセミナーやシンポジウムを通じて大いに情報発信しました。またミッション団にも参加していたロサンゼルス市港湾局と東京港および横浜港との間で、環境対応やサステナビリティに関する連携を強化するための覚書(MOU)「グリーン・シッピング・コリドー・パートナーシップ」を締結しました。クナラカス米国カリフォルニア州副知事も「温室効果ガス(GHG)排出量ゼロの達成に向けた重要な一歩」と評価しております。エネルギー分野のみならず日本とカリフォルニア州の関係がますます強化・深化されることを期待します。



bottom of page