GRC(Government Relations Committee)は、JBA(南カリフォルニア日系企業協会)と合同で6月12日から13日にかけて、サクラメントを訪問した。通算23回目となる今回は、南北カリフォルニアの日系企業をメンバーとする商工会議所を代表し、州政府との関係強化を目的に議員や州政府機関と面談を実施した。

今回は、州議員5名（Al Muratsuchi氏、Josh Newman氏、Josh Becker氏、Bill Dodd氏、John Laird氏）、Go-Biz（州知事直轄の投資貿易促進組織）、Cal Chamber（カリフォルニア州商工会議所）と面談。サクラメントの有力関係者と相互理解を深める有意義な時間となった。

日本-カリフォルニア間の綿密な企業間の協力を背景とし、日本企業には脱炭素、クリーンエネルギー、イノベーションなど様々な分野での協力が期待されており、面談では特に水素・アンモニア分野における取り組みや案件形成、炭素ディスクロージャー制度に関する課題、スタートアップ投資やイノベーション活動の紹介、継続事案となっている運転免許証取得に関する相互免除に向けたアピールなどのテーマについて、例年以上に突っ込んだ議論となり、建設的な話し合いがなされた。

また、昨年に続き上下院州議会を訪問。上院では今年度州予算審議の最中であった為、経済、福祉、インフラ、医療等広範な討議を傍聴する事が出来た。その限られた時間にも関わらずLena Gozales議員より、日本は長年、投資、雇用、イノベーション等、地域に根差し継続的に貢献してきており、戦略的パートナーとして議会場にて上院議員全員への紹介を受け、出席議員と交流を図ることができた。

加えて、6月24日には、今回の面談時にも話題に上っていたカリフォルニア-日本議員フォーラム（California-Japan Legislative Forum）の発足式がサクラメントのリーランド・スタンフォード邸にて開催され、五味会頭、洞事務局長が参加。今後の関係強化への更なる後押しとなることが期待される。

JCCNCよりの今回参加メンバーは、五味会頭、GRCより加藤委員長、新井副委員長、Steve Teraoka委員、杉原委員、洞事務局長の6名。引き続き会員の皆さまのより一層の理解ご支援をお願いいたします。