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Nov / Dec
広報委員会
Theater of Yugen
狂言を英語で鑑賞する
Mitsui Fudosan America, Inc.
広報委員
山田 麻里子

日本の伝統芸能である能・狂言。これを英語で演じる劇団がサンフランシスコに存在します。「シアター・オブ・ユウゲン(Theatre of Yugen)」は狂言師/舞台演出家の土居由理子氏によって1978年に創設され、市内のミッション地区にある劇場 「NOHSpace」を拠点に、古典狂言の英語上演や、古典と現代劇、日本と西洋のテーマを融合させたクリエイティブなオリジナル作品の上演などを続けています。
今回12月1日から3日にかけて冬の定期公演が行われ、JCCNC会員として今季の演目、古典狂言「梟山伏(ふくろやまぶし)」及びイギリスの劇作家・詩人ベン・ジョンソンの代表作「Volpone(ヴォルポーネ)」狂言版の鑑賞の機会をいただきました。60席強の劇場は地元の観客で満席(3公演全て完売だったとの事)。開演前の劇団員の挨拶で「以前狂言を鑑賞した事のある方」との質問には多くの挙手があり、熱心な狂言ファンがアメリカにもいるのだと非常に驚きました。
日本でも能、狂言といった古典芸能に触れたことはありませんでしたが、今回ご縁がありTheatre of Yugenに足を運ばせていただくことになりました。セリフは当然英語ではあるものの、声の抑揚や体の動き、演じる雰囲気はテレビなどで観たことのある日本の狂言そのものという感じで、その迫力に圧倒されるとともに、日本の古典芸能が英語で演じられているという、とても不思議な感覚に陥りました。演者の方々は狂言だけを専門に活躍されているわけではなく、各自が様々な活動の場を持ち、Yugenでの活動はその中の一つであるという位置づけでありながら、トレーニングを積んで前述したクオリティを生み出せているというお話を伺い、改めて驚きました。また、Yugenの劇場NOHSpaceは、様々なアーティストの居住と制作スタジオを兼ね備えたリブ・ワーク施設の一角にあるとのこと。多様な文化が入り交じるサンフランシスコの演劇やアートコミュニティーと、Yugenの演者や運営の方々の深い関わりを感じ取ることができました。また機会があれば足を運び、日本の素晴らしい古典芸能に触れてみたいと思います。(ゴルフ委員会川口さん)
Yugenは非営利の劇団で、団員は様々な人種のアメリカ人で構成され、ボードプレジデントのディアース治子さんと共同ディレクターの吉田恭子さん・金子美和さんは日本人女性です。古典芸能を通して日米文化交流に取り組んでいらっしゃる皆さんの活動には本当に頭が下がります。次回の定期公演は春に開催を予定しており、まだまだ日系コミュニティに知られていないYugenの魅力を是非会員企業の皆様にも体験をして頂きたいと思います。(広報委員黒田さん)
Yugenでは、創始者の土居氏や人間国宝・野村万作に師事する狂言師から狂言を学んで30年以上のリード・アーティスト、ユイース・ヴァルスによる一般向けの基礎クラスとその成果発表会も行っています。実際に「すり足」など能や狂言の動き、舞、謡を体験できる10週間のプログラムとなっているとのこと。ご興味のある方は下記QRコードからお問い合わせください。

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