JCCNC NEWS
March/April Edition
Consulate General of Japan
May / June
領事の窓口からこんにちは
在サンフランシスコ日本国総領事館
領事班
北島 義彦(財務省からの出向)
◆自己紹介◆
皆様初めまして。総領事館の北島義彦と申します。今回ご縁をいただき、JCCNCNEWSへ寄稿の機会をいただき感謝いたします。
私は、一昨年の7月、妻と3人の娘とともにサンフランシスコ総領事館に赴任しました。出身地は佐賀県です。(佐賀県ご出身の方いらっしゃいますか)
これまで生損保険会社の監督行政(金融庁へ出向)、独立行政法人の経理(鉄道・運輸機構へ出向)を経験し、財務省では農林水産、厚生労働、公共事業・国土交通担当として主に政府予算案策定などに携わってきました。
◆国の予算編成◆
財務省が担っている仕事のほんの一部しか携わっていませんが、その中でも国の予算編成は、皆様のお仕事や生活に直結する点においても重要業務の1つであり、ご存じの方が多いかもしれません。(毎年「来年度予算案が〇兆〇億円で閣議決定されました」「予算が国会で可決されました」とニュースになるあれです。)

皆様の中にも所属されている会社・組織で、更なる発展を願って将来の事業計画などの策定に携わる方がいらっしゃるかと思います。そこでは限られた経営資源を、どこに、どの程度、どのタイミングでといった決定が積み重ねられているのではないでしょうか。国に置き換えて考えたとき、将来どのような国を目指すのか、予算という政策ツールによってその実現のために限りある資源をどこに、どの程度配分するのか、という議論を尽くす予算編成がこれに当たるのではないかと感じます。非常にタフな仕事であり、周りは「Take it easy」で気候も良いこの地にあっても、妥協が許されないシビアなビジネスの世界で多大なご苦労をされているのではないかと思います。(さらにその先の国会(取締役会?)という場に意思決定を委ねる緊張感は同じ感覚なのかもしれません。)
◆領事のお仕事◆
出向者の私にとって、総領事館?領事とは?というのが最初の感想でした。領事館は在留邦人の保護、政治・経済その他の情報の収集・広報文化活動などの仕事を行っており、各々役割はあるものの、当館職員は「総領事」を筆頭に皆、「領事」ということになります。
当地にいる「領事」は様々な目的や理想を持ちご活躍されている皆様のお役に立てればとの思い(我々の目的の1つ)で日々の業務に励んでいるところですが、その中で私は、在留されている日本人の方々のパスポートの審査などを行っており、当館では年間3000冊を超えるパスポートを発行(全米で3番目)しています。
残念ながら私自身は企業の一員としての皆様との関わりが乏しいのですが、プライベートに関わる部分で微力ながらサポートさせていただいています。
このほか、国政選挙が実施される際には、その運営を担い、皆様の1票を日本に届けるという重要な任務も行っています。
今夏に予定されている参議院選挙では、是非在外投票をご利用いただけると幸いです!
◆終わりに◆
プライベートではカリフォルニアでの贅沢な黄金期間を楽しんでいます。やはり大リーグは私にとって魅力的でありいろいろな球場にも足を運びました。

また、先日はシリコンバレー大運動会に参加し、当地のエネルギー溢れる日系企業、日本人の方々の熱量を肌で感じることができましたし、個人的にも楽しく参加させていただきました。他の機会でもご一緒させていただく機会に恵まれましたら、是非お声がけいただけたら嬉しく思います。今後ともどうぞよろしくおねがい致します。

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総領事館より
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