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教育委員会
Fremont Union High School District で日本語学習者増にむけて
Pasona NA, Inc.
President & COO
古代 賢司
はじめに
在サンフランシスコ(SF)日本国総領事館と10月15日にモンテビスタ高校、10月20日にリンブルック高校を訪問した。第一組目として日本航空株式会社(JAL)高橋支店長、全日本空輸株式会社(ANA)加藤支店長及び両社社員の方々、第二組として丸紅アメリカ社-大橋様、スカイライトアメリカ社-大山社長が同校を訪れた。主な目的は、北カリフォルニアの学校区で日本語を学ぶ学生数を増やすためのきっかけを作ることである。会員企業様の当地での活動や日本企業での働き方を紹介し、学生たちに将来的なスキルの活用の場を具体的にイメージしてもらうことを目指すものである。
背景
昨年度末、Fremont Union High School Districtで、当地ベイエリアにおける日本語教育プログラムの履修者減少によるプログラム閉鎖が検討されていることに課題感を持ったSF総領事館から、弊会議所および関係各所・各者に声がかかり、日本語教育プログラムを継続していくためのラウンドテーブルディスカッションに参加した。弊所として、この地域での日本語教育の促進にこれまで以上に積極的に取り組むことに多くの理事が賛同し、総領事館と同学校区、教職員と会議を重ね、今回の学校訪問を実施。これにより、履修生を増やす活動を企画・参加した。日本語を学ぶことの重要性は、言語スキルを超えて文化的理解を深め、日本とアメリカの関係を強化することにある。
この取り組みは日本語プログラムへの学生の登録を増やすための持続可能なモデルを作成することを目指すものである。
モンテビスタ高校とリンブルック高校の訪問
モンテビスタ高校とリンブルック高校の訪問中に、以下の主要な活動が行われた:
学校管理者および教師との会議:日本語教育の現状を理解するために、学校管理者および日本語教師との話し合いが行われた。限られたリソースや学生の関心の低下など、学校が直面している課題が強調された。
学生との交流セッション:日本語を学ぶことへの関心を測るために、学生とのインタラクティブなセッションが行われた。これらのセッションには、実業紹介、文化紹介、クイズ形式のゲーム、日本語を学ぶことの利点についてのQ&Aセッションが含まれていた。
会員企業の協力:JAL、ANA、丸紅アメリカ社、スカイライトアメリカ社の代表者が訪問に参加。彼らは、日本語を学ぶことがどのようにしてそれぞれの企業や業界でのキャリアの機会を開くかについての洞察を共有した。
観察・検討可能性
訪問中にいくつかの観察事項があった:
日本文化への関心:学生の間でアニメ、マンガ、日本料理などの日本文化への関心が高いことがわかった。この関心を利用して、日本語学習を促進することができる。
リソースの必要性:両校は、教科書、マルチメディア教材、ネイティブの日本語話者へのアクセスなど、より多くのリソースが必要であると表明した。これらのリソースは、魅力的で効果的な学習環境を作るために不可欠である。
日本企業からの支援:日本企業の関与は、学生や学校スタッフの両方から好意的に受け入れられた。参加企業の日本語教育支援へのコミットメントは明らかであり、会員企業の参加は取り組みに高い価値を加えることとなった。
結論
モンテビスタ高校とリンブルック高校の訪問は、北カリフォルニアにおける日本語教育の現状について貴重な洞察を提供した。サンフランシスコの日本国総領事館、日本企業、地元コミュニティの支援を受けて、強固な基盤が築かれつつある。






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