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2026 May/ June Edition

駐在

May / Jun

広報委員会

新規米国赴任のみなさまへ、駐在員マメ知識: 渡米直後の壁!?クレジットヒストリーの育て方と、SSNが届いたらすぐやるべき手続きの巻!

 

U.S. Bank

広報委員

水戸 英輔

みなさん、お疲れさまです!JCCNC広報委員のオールドルーキー・ミト@U.S. Bankです!

前回の記事では「アメリカでは銀行口座を開設した後にもするべきことがいっぱいある」というお話をさせていただきました。無事に口座への初回入金や住所変更は完了しましたでしょうか?


さて、今回はその「続き」となる、渡米初期の重要テーマです。 アメリカ生活の生命線とも言える「クレジットヒストリー(信用実績)」の壁と、ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)取得後にやるべき「地味だけど重要な3つの手続き」について触れさせていただきます!


1. クレジットヒストリー〜それは渡米後から構築されるもの

アメリカは超が付くほどのカード社会であり、信用社会。家を借りる、車をリースする、スマホを契約する……あらゆる場面で「FICOスコア」と呼ばれる信用点数がチェックされます。

困ったことに、日本でどれだけ素晴らしい役職や年収があっても、アメリカに一歩足を踏み入れた瞬間、私たちのクレジットヒストリーは「ゼロ」。つまり、信用度的には「まだ信用できるか分からないヤツ」スタートになってしまうのです。

渡米直後の新人駐在員は「信用力」がない!
渡米直後の新人駐在員は「信用力」がない!

「じゃあ、現地で普通のクレジットカードを作ってヒストリーを育てっか!」と思っても、そもそものクレジットヒストリーもなければ、構築に必要不可欠なSSN(Social Security Number)も無いので、大手銀行系のカード審査には落ちまくります。「おいおい、これ詰んで……」これが世に言う「渡米直後のクレカ難民化」です。

※ちなみに例外として、日本でアメリカン・エキスプレス(Amex)のカードをお持ちだった方は、日本の良好な利用実績をスライドして米国のAmexカードを発行してもらえる「Global Transfer」という心強い制度もあります。心当たりのある方はチェックしてみてくださいね!


2. 駐在クレカ難民の救世主!まずは「日系クレジットカード」で第一歩

そんなクレカ難民の新人駐在員の強い味方が、渡米直後(ヒストリーゼロ)でも、日本の勤務先や独自の審査基準でクレジットカードを発行してくれる、ANA CARD U.S.A. や JAL USA CARD などの「日系クレジットカード」です。まずはこれらを申し込み、生活費の決済に使い始めるのが王道ルート。まずは「最初の1枚」を手に入れましょう。しかし!ここで満足してはいけません。


新人駐在員の味方「日系エアライン提携カード」しかし、これで満足してはいけません!
新人駐在員の味方「日系エアライン提携カード」しかし、これで満足してはいけません!

3. SSNが届いたらやるべき「3つの手続き」

会社の人事部からも「ASAPで取得せよ!」と指示されるであろうSSNの取得には少し時間がかかりますが、順当に手続きを進めていけば手元に届くと思われます。 「人事部にもSSNを提出したし、これで一安心や」と、貴重品ボックスの奥深くにしまい込んでしまってはいけません。ここからが本当の本番。すぐに以下の3つの手続きへと走りましょう!

① 「米系クレジットカード」を探す

SSNを手に入れば、米系クレジットカードへの道が"少しだけ"開けます! クレジットヒストリーを効率よく、かつ「倍速」で構築する秘訣は、カードの複数枚保有にあります。カードの総限度額を上げることで「限度額に対していくら使っているか(利用率)」の比率が下がり、スコアが上がりやすくなるのです(詳しくは以前のマメ知識をご参照ください)。利用可能額が小さくても1枚よりも2枚、2枚よりも3枚。ご自身が口座を持っている銀行の支店やコールセンターで「SSNが届いたんだけど、作れるカードはありますか?」と相談してみましょう!


② 最初に作った日系クレカにSSNを「紐付ける」

米系カードを狙いに行くと同時に、最初に作った日系クレカ側の手続きも忘れてはいけません。カードを作った初期段階ではSSNが未登録状態です。実はこれ、いくらカードを使って支払いを延滞なく続けていても、あなたのクレジットヒストリーとして蓄積されていない可能性があります! SSNが届いたら、すぐに日系カード会社のウェブサイトやカスタマーサービスからSSNの登録(紐付け)を行いましょう。これでこれまでの実績が裏でしっかり繋がり、スコア育成がさらに加速します。


③ 銀行口座に「W-9」を提出する

もう一つの落とし穴が、すでに開設している銀行口座です。前回のマメ知識でも少し触れましたが、SSNがない状態で口座を作った際、多くの場合は暫定的に「W-8BEN(非居住者の税務証明)」などを出しているか、SSN未登録の状態になっています。

SSNを取得して税法上の「居住外国人」になったら、口座を開設した銀行に「W-9(居住者としての納税者番号通知書)」というフォームを提出し、SSNを口座に正式登録する必要があります。

これを忘れて放置していると、ある日突然、口座の利息に対して「Backup Withholding」という源泉徴収(約24%)が銀行から強制的に引かれてしまいます。W-9フォームはこちら

W-9フォームはIRSの制定フォーム        金融機関毎に提出する必要があります!
W-9フォームはIRSの制定フォーム        金融機関毎に提出する必要があります!

これらが概ね、渡米後2〜3ヶ月の間に銀行口座やクレジットカード方面で対応するべきToDoリストです。

渡米直後は生活のセットアップも含めて、次から次へと大きな波(手続き)が向かってきます。最初は飲まれそうになるかもしれませんが、前回や今回のマメ知識でご紹介したToDoをしっかり対応することで、その後の駐在ライフは格段にラクで楽しい「クルージング」に変わります!

渡米直後の荒波を乗り越えましょう!
渡米直後の荒波を乗り越えましょう!

一歩ずつクリアし、快適なアメリカ生活のスタートダッシュを切りましょう! 次回もお楽しみに!


©2020 by Japanese Chamber of Commerce of Northern California. 

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