2024 November / December Edition
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Nov / Dec
広報委員会
新人駐在員のみなさんへ!駐在員マメ知識「一時帰国時の「円調達」対策!」
日本のコンビニATM>米国空港の両替所
U.S. Bank
National Sales & Program Manager
水戸 英輔
駐在員マメ知識「一時帰国時の「円調達」対策!」
こんにちは!JCCNC広報委員のオールドルーキー、ミト@U.S. Bankです!
皆さまはサンクスギビングはいかがお過ごしでしたか?サンクスギビングといえばターキーですが、ワタクシの場合は急遽隣人から「Chicken Sitting(ニワトリのお世話)ミッション(4日間)」を与えられるという、珍しいサンクスギビングとなりました。ニワトリなんてケージにエサやってれば新鮮なタマゴも食べれてサイコーじゃん、と軽い気持ちで引き受けたのですが。。ニワトリという生き物はとてもソーシャルでキレイ好きでして。1日に3回ほどケージを掃除してあげて、庭を歩かせて、新鮮なエサをあげて。。と丁寧に丁寧にお世話をしてようやくタマゴを1個いただける。。と収穫や日々の恵みに「感謝」を捧げるサンクスギビングを体現するような4日間でした。


さて、前回は1周年ということで、普通預金口座(Checking Account)、共同名義人口座、W-9/W-8BENからクレジットスコアまでおさらいしましたが、今回は、日本への一時帰国時の「現金」の問題に関するマメ知識をお届けします。
空港の両替所:そこは為替手数料の底無し沼
駐在マン:いやぁ、久々の帰国で温泉にでもいくかナ。そういえば温泉旅館て現金払いの可能性もあるな。日本の銀行口座で現金引き出すのも面倒だからこっちの空港の両替所で円を調達しておくか。
両替所の人:「ペラペラペラペラ(早口英語)」「OK?」
駐在マン:「オーケーオーケーノープロブレム」(どうせ両替だからいいや)
両替所の人:「ペラペラペラ」「ヒアユーゴー!サンキュー!」
これ、ダメ、ゼッタイ!両替所が本気でサンキューしてます!

米国内の空港にある両替所(ICE Currency Exchange等)で、直前にドルを円に換えるのは「大損確定の行為」です。なぜなら、両替所が提示するレートには市場レートからの乖離(スプレッド)が巨大に含まれており、これが実質的な両替手数料になります。この手数料が、1ドルあたりウン十円を超えるという、驚くほど不利な水準になることが多々あります。例えば、まとまったドルを両替するだけで、適正レートよりも大幅に損をする計算になります。これは絶対に避けるべき「痛い出費」です。

現地通貨は現地で用意。これがルールナンバーワン。日本円が必要な場合は「米国内」ではなく、「日本到着後」に「両替する」または「ATMから引き出す」ことを徹底しましょう。
え?日本のATMで米銀のデビットカードが使えるの!?
そう、意外と知られていない事実ではありますが、米銀のDebit Cardは日本で使えます。しかも、全国レベルで。では、日本のどこで米国のデビットカードを使えるのか?それは、カードの券面にある「国際ブランドのロゴ」が目印です。
日本のATMを利用する際は、カード券面のVisa(PLUS)やMastercard(Cirrus)などのロゴが、ATM本体にも表示されているか確認しましょう。そして、確実性と利便性を求めるなら、コンビニATM(セブン、ローソン)を第一の選択肢としておくのが賢明です。 ※コンビニATMを利用した場合、(日本の)ATM利用手数料、米銀側のATM利用手数料、及び、為替手数料は掛かりますので「手数料無料」という訳ではない点、ご留意ください。

実は、この他にもWise(旧TransferWise)が発行するデビットカードでも、上記のATMでWise口座に移しておいた日本円を引き出すことも可能ですが、これは初級編というより中級者向けなのでまたの機会にご紹介いたします。
1ドル=100円前後が当たり前だった時代とは違い日々変動する「為替」は駐在員生活の大きなコスト要因です。基本を押さえて、無駄な支出を徹底的に避けましょう!

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