こんにちは！JCCNC広報委員のオールドルーキー、ミト＠U.S. Bankです！

平成生まれの駐在員も少なくない今日このごろですが…

昭和時代の「三種の神器」って知ってますか？白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫のことです。

これが揃えば“戦後の豊かな暮らし”が実現すると言われた時代がありました。

そして令和のアメリカ駐在員にとっての三種の神器といえば…

銀行口座、賃貸住宅、そして車！

この3つが揃わないと、豊かな暮らしどころか、生活自体が始まりません。

渡米直後の第一(?)関門

銀行口座も作って、住居も決まって一安心。あとは、アメリカ生活の「生命線」とも言える自動車の確保なのですが...............これが高い！通勤用は何かしらの形で会社支給があったりしても、家族用は自分で確保しなきゃないけなくなり「マジか！通勤用以外にもう一台！？」となると昨今のインフラの影響もありウン万ドルの出費…。 オカネナイヨ！

おいおい、海外駐在で駐在御殿が立つって聞いたのに…それは「伝説のバブル時代」の話なんですよ。

そこに追い打ちをかけるのが、日本から来たばかりでクレジットスコアがゼロという現実です。 「エー、クレジットスコアってナニ？」という方は、過去記事『アメリカのクレジットスコアってナニ？ざっくり解説』をご参照ください！さて、クレジットスコアがゼロだと…

• 年利10％超の高金利ローン

• 相場よりべらぼうに高いリース料

といった、“めっちゃ足元を見られた条件”が提示されることも少なくありません。

駐在員あるある失敗例

とにかく車が必要っしょ。お、どうやらローンやリースができそうだ…多分この人も悪い人には見えないし、Yes! Yes!――と、金利も条件もよく確認せずにサイン。ダメ絶対！

そう、ディーラーにとっては、渡米後数日のあなたは、将来を嘱望される期待の若手でも、勤続ウン年のベテラン社員でもなく、クレジットスコアがゼロにもかかわらず数万ドルの商品（自動車）を分割払いまたはリースで買おうとしている不思議な人なのです！

もしも、あなたが逆の立場で、すなわち、信用ならないヤツが分割払いで数万ドルの商品を売ってくれ、と言ったらどうしますか？金利やリース料をかなーり高く設定し、リスクヘッジするでしょう。

それと同じことがあなたに起こりうるのです！――というか起きるのです！

じゃあ、どうすればいいの？

そんなこと言ったってクレジットスコアを上げる魔法なんてありません。

でも...別の方法なら、あるかもしれません！

• 先輩駐在員や知り合いに「車の購入、どうしました？」とアドバイスを仰ぐ

• 一つのディーラーに拘らず、日系含めた複数ディーラーで見積もりを取る（ディーラー即決はキケン）

• 新車に拘らず、中古車＋現金払いも視野に入れる

そして、実際こういった迷える新任駐在マンのためにアドバイスや相談に乗ってくれるサービスを提供している会社もあります。急がば回れで、かなりの金額を節約できるかもしれません。 少し面倒でも、情報収集に努めましょう！

アメリカ駐在は短距離走じゃなくてマラソンです。 会社は補助してくれない高金利という重りを背負えば、ゴールまでずっと響きます。まずは周りの知恵を借りて、慎重に一歩目を踏み出しましょう。

次回も、駐在生活の「知らないと損する」マメ知識をご紹介していきます。

どうぞお楽しみに！